解体して初めて解る昔ながらの技術力
製材するよりも丸太をそのまま使う
しかしよく曲がった丸太を使ったものだ。
釿(ちょうな)仕上げで丸太に面を取っている。
厚鴨居(あつかもい)は丁寧に手鉋(かんな)をかけている。
当然柱への差し込み仕口はほぞを通して込栓打ちで止めている
昔ながらのこんな仕事から若い大工さんたちはいろんなことを学ぶ
大変だったろうなと言いながら丸太の使い方ひとつ工夫を感じる
厚鴨居があるからこの建物は長が持ちをしたのだろう。
しかしながら建物の基礎があまりにお粗末で、屋根の荷重を支えることが出来ず
沈んでしまっている。
ジャッキアップして基礎補強をすることから工事が始まることになった。
このお宅はは3代前は地元では有名な大工さんで、近所の家を多く手掛けたらしい。
その家だから再生したいと依頼がありました。
どんな再生工事になるかBeforafterをお楽しみにしてください。