こんにちわ。
もう八月も終わりですね。
明日は、宮島の花火大会がありますね。一度近くの方で見させて頂いたことがあるのですが、人が多くて多くて。綺麗だったのですが、次からは遠くの方から見させていただこうと思います。
現在工事が進んでおります、O様邸の基礎の写真を頂きました!
皆さんは、基礎をちゃんとみたことがありますか?
家の下らへんにあるグレーの部分です。
あれはただのグレーの部分ではないのです!!
まずは、なにもない状態です。
敷地の柵や、基礎をどこに建てるかなどの、やり方はすでに終わっています。
ちょっといっきに飛んで、はい!
基礎の範囲部分にコンクリートを敷きまして、
その後配筋をしております。
なぜ配筋をするのか、コンクリートだけでいいじゃないか。
僕は昔、感情を抑えきれず、そう言って家を飛び出したこともありました(嘘)
だいたいお分かりだと思うのですが、強度を上げるためです。
じゃなきゃこんな大変そうなことしないですよね。
では、配筋のときになぜ「鉄」を使うのかご存知ですか?
なぜ「鉄」なのか、木の棒でもいいじゃないか。
僕は昔、感情を抑えきれず、そう言って家を飛び出したこともありました(嘘)※二回目
これについては、温度変化による体積変化が関わってきます。
鉄とコンクリートは”熱膨張係数”というものがほぼ同じです。
それはつまりどちらも温度変化の際、同じように体積が変化をする、
ということです。
温度が上がった時に、どちらかが変化をして、どちらかが変化をしなければ、
壊れます。
だから壊れないようにほぼ同じ値の、鉄とコンクリートを組合せるのです。
お互い良い相手を見つけましたね。
また、鉄が錆びてしまうと”堆積膨張”なるものを起こしてしまいます。
そうなると、今まで一緒だったコンクリートさんとなじまなくなり、
むしろコンクリートさんを内側から押し出す形となり、
ひび割れが生じてしまいます。
ですが、コンクリートさんによって鉄は水から守られ、アルカリ性によって鉄の酸化からも守られ、錆びることはありません。
(これに関しては、”かぶり厚さ”というものが関係してきます)
なんと素晴らしい組み合わせでしょうか。考えた人はすごいですね。
話が長くなりましたので、最後に完成写真を載せておきますね。
(終わり方が下手)